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2019.12.12

【スタッフ】〜「オーラルフレイル」って?〜

「健康」は「健口」から

こんにちは。こみね歯科医院トリートメントコーディネーターの「嬉希(ゆき)」です。
みなさん、「オーラルフレイル」って耳にしたことありますか?近年、歯科だけでなく医科でも話題になってますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですね^_^
オーラルフレイルとは、、英語で「オーラル=口腔」と「フレイル=虚弱」を掛け合わせた言葉で、直訳すると「口腔の虚弱」です。つまり、「口を介した体の衰え」を意味します。
人は年齢を重ねていくと足腰の筋力が低下し肉体的な機能低下は自分でもすぐ実感できるので、「体力落ちたな」「衰えた、、」など分かりやすいですよね。それと同じく口腔も身体の一部ですので、当然若い頃より機能は低下し衰えています。(なかなか自覚しにくいですが。)そして実はこの「口腔の衰え」が身体全体、さらには精神的な部分や社会的な面も含めて、健康と大きな関わりがあるのです。
最近は人生100年時代と言われています。寝たきりを回避して、健康な老後を過ごせるようスポーツジムに通い肉体を鍛えたり、筋力を維持するため日々の軽い運動を習慣化している高齢者の方も増えています。
それはもちろん大切なことで、素晴らしいことです。でも実は健康を維持するには、お口も大切な役割を果たしているのです。
口腔の役割
口腔の役割の主なものは、以下の2つです。(1)飲食物を取り込み栄養を摂取する役割2)会話を行い、社会との接点を持つコミュニケーションの役割
口の重要性というと、まず食べること、栄養摂取の部分が真っ先に思い浮かぶと思います。それはもちろん最も大切です。でも人と会話をするコミュニケーションに支障をきたすことは、社会との繋がりが薄れていき、精神的な気力の低下や、脳に刺激が減ることにより認知症の促進にも繋がりかねないのです。もともと「オーラルフレイル」は、食べ物を飲み込む嚥下機能や、舌や唇を動かす力などの口腔機能の低下により、「うまく噛めない、飲み込めない、こぼしてしまう」状態から始まり、最終的に身体全体の機能低下に繋がっていきます。
つまり、、、
うまく噛むことができない
食べられない食品が増える
食事量や食欲が減少
栄養が摂取できず身体は弱る。
プラス+++
口を動かす機能の低下
発音や会話がスムーズにできない
人と会ったり外出がおっくうになる
日々刺激がない生活
結果、、寝たきり・認知症
というサイクルになっていく訳です。

【スタッフ】〜「オーラルフレイル」って?〜1

出典:東京都健康長寿医療センター 
歯科口腔外科部長 平野浩彦
つまり口の機能の低下が、人との関わりの減少にまでもつながってしまうという事です。ですから、オーラルフレイルを初期段階で発見し、対策をとることが全身の虚弱予防に繋がり、寝たきりや認知症を予防できることになります。つまり、川に例えるとオーラルフレイルは全身フレイルの上流にあります。
オーラルフレイルは誰にでも起こる一種の老化現象です。ただそう思って何も対策をしなければ坂道を転がっていくように悪い状態に進んでしまう可能性があります。しかし途中でブレーキをかけたり、戻ったりすることもできるのです。つまり早期発見し、適切な対策で健康な状態に戻していくことができるのです。
小児から顕微治療、審美、入れ歯、訪問歯科、口臭外来 
予防歯科で西千葉のホームデンティストを目指す「こみね歯科医院」

 

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